邦楽のおすすめフュージョンバンド。日本の人気バンド
ここ日本において、いわゆるフュージョンと呼ばれるジャンルは根強い人気を誇っております。
世界に名だたるフュージョンジャズのミュージシャンも多数輩出しておりますし、誰もが聴いたことのある名曲も生まれたジャンルですよね。
そこで今回は、邦楽のフュージョンバンドをピックアップ。
代表的なバンドはもちろん、あまり知られていないバンドや近年頭角を現している若手までご紹介します!
フュージョンというジャンルの中でも、邦楽のバンドだけを集めた記事は意外に少ないのでは?
最近フュージョンというジャンルに興味を持った、という方もぜひご覧ください!
もくじ
- 邦楽のおすすめフュージョンバンド。日本の人気バンド
- Ancient CapitalDEZOLVE
- ROUND TRIPDimension
- RecollectionTRIX
- Sunriseゼロ戦
- MORNINGLIGHTPRISM
- 疾走する閃光fox capture plan
- The SoundgraphyCASIOPEA
- TRUTHT-SQUARE
- SUNSETBlu-Swing
- HOPE矩形波倶楽部
- アリババスペース・サーカス
- Whenever You Wantピラミッド
- Ready to Flyサディスティックス
- HerculesParachute
- RYDEENYellow Magic Orchestra
- SOLID DANCEシャンバラ
- スーパーサファリNative Son
- Before You Goカリオカ
- BelievinNANIWA EXP
- イン・ザ・スペーススペクトラム
- Synchro MamboSynchronized DNA
- bb FreewayBANDOBAND
- Northern LightsRX
- トキヲコエテソラニカエリLu7
邦楽のおすすめフュージョンバンド。日本の人気バンド
Ancient CapitalDEZOLVE
2014年、10代から20代前半の若いミュージシャンによって結成され、新世代のフュージョン・バンドとして注目を集めているのが、このディゾルブです。
メンバー全員が幼少期から音楽に親しみ、若くしてセッション・ミュージシャンとしても活躍しているという経歴を持ち、その突出したテクニックはまさに折り紙付き。
同時に、若い感性が作り出すオリジナル楽曲の数々は正しくクロスオーバー的で、ジャンルにこだわらない柔軟な姿勢から生み出されたサウンドが実に新鮮です。
ロックやポップス的でもあり、今回取り上げた楽曲『Ancient Capital』で味わえる和風テイストの要素もあり、恐れを知らない若者ならではの強みが存分に発揮されていると言えましょう。
フュージョンというジャンルが現在進行形で進化していることは、このバンドをチェックすればきっと理解できるはず!
(KOH-1)
ROUND TRIPDimension
DIMENSIONは、スタジオ・ミュージシャンやバック・バンドのメンバーとして活躍していたギタリストの増崎孝司さん、サックス奏者の勝田一樹さんを中心として1992年に結成されたフュージョン・バンドです。
バンドによって唯一のシングル曲となった『ROUND TRIP』は、収録曲すべてがテレビ番組のタイアップ曲として起用され、2010年代以降も使われておりますから、バンドや楽曲の名前を知らなかったとしても、すぐにでもドライブに出かけたくなるような、爽やかな疾走感と耳に残るキャッチーなフレーズを持った彼らの楽曲を、多くの人が一度は耳にしていると思われます。
いわゆるビーイング系のアーティストへ楽曲提供やサウンド・プロデュースなども手がけ、もちろんサポートミュージシャンとしての活動も並行して行っておりますから、あなたの持っているCDのクレジットを眺めてみれば、増崎さんや勝田さんの名前が載っているかもしれませんよ!
(KOH-1)
RecollectionTRIX
ドラマーの熊谷徳明さん、そしてベーシストの須藤満さんという、それぞれがCASIOPEAとT-SQUAREに在籍していたプロフェッショナルなメンバーを中心として2004年に結成、2020年代を過ぎた今も現役で活動を続けているバンドです。
圧倒的な演奏技術を持つ、日本を代表するリズム・セクションを軸として生み出されるバンドアンサンブルの凄味は言うまでもありませんが、楽曲の中にコミカルな要素を取り入れたり、ライブおける「遊び」を意識したパフォーマンスも彼らの特徴です。
高度なテクニックに裏打ちされたフュージョン・ジャズとしても楽しめますが、魅せることに重点を置いたライブ・パフォーマンスをぜひ体感してほしいですね。
(KOH-1)
Sunriseゼロ戦
とんでもないインパクトを与える名前を持つ謎多き存在のゼロ戦、ビクターエンタテインメントによる邦楽フュージョンの再発シリーズ「ADLIB presents ビクター和フュージョン」で知った方もいることでしょう。
ゼロ戦がリリースした2枚のレコードは、海外勢も含めてクラブ世代が発掘したレア・グルーブ的なアイテムとして知られており、その正体は著名な作曲家であり編曲家の石田勝範さんによるプロジェクトなのです。
実はいわゆる商業的な商品としてではなく、オーディオ・システム・チェック・レコードとしてリリースされた作品であり、プロジェクト自体がそういった事情を前提としたものだったのですね。
とはいえ、2021年3月に惜しくも亡くなられた村上“ポンタ”秀一さんを始めとした著名なプレイヤーが多く参加しており、ソロ・デビュー前の名ギタリスト大村憲司さんが名を連ねるなど、後から振り返ればとんでもなく豪華なプロジェクトであったことが分かるというものでしょう。
肝心のサウンドも非常に先進的で、ジャズを基調としながらも強烈なファンクネスを導入した最高にクールなクロスオーバー・サウンドが実にカッコいい。
フュージョン好きも、レアグル好きにも大推薦です!
(KOH-1)
MORNINGLIGHTPRISM
2021年の3月28日、惜しくもこの世を去った日本人ギタリストの最高峰の1人、和田アキラさんが率いるバンドがプリズムです。
邦楽フュージョンの歴史を語る上では欠かすことのできないバンドであり、日本の音楽史においても重要な存在としてリスペクトされ続けていますよね。
1970年代半ばごろに、和田さんを中心としてプリズムの原型となるようなセッション・バンドがスタート、1976年には正式に6人のメンバーが集まり、レコーディング中にバンド名もプリズムとなって本格的な活動を開始します。
アルバム・デビューを果たす前からあのエリック・クラプトンさんの来日公演の前座を務めるなど、圧倒的なテクニックとセンスに裏打ちされた音楽性は早くから注目を集めていました。
翌年の1977年にはメジャーのポリドール・レコードよりデビュー・アルバムをリリース、デビューを記念したコンサートも大盛況だったそうです。
その後はメンバーの相次ぐ脱退や新メンバーの加入などを経て、プログレッシブ・ロックへの接近など独自のスタイルを貫きながら、和田さんを軸として2010年代以降まで活動を続けた、まさに日本が世界に誇る伝説的なバンドです。
(KOH-1)