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邦楽のおすすめフュージョンバンド。日本の人気バンド

ここ日本において、いわゆるフュージョンと呼ばれるジャンルは根強い人気を誇っております。

世界に名だたるフュージョンジャズのミュージシャンも多数輩出しておりますし、誰もが聴いたことのある名曲も生まれたジャンルですよね。

そこで今回は、邦楽のフュージョンバンドをピックアップ。

代表的なバンドはもちろん、あまり知られていないバンドや近年頭角を現している若手までご紹介します!

フュージョンというジャンルの中でも、邦楽のバンドだけを集めた記事は意外に少ないのでは?

最近フュージョンというジャンルに興味を持った、という方もぜひご覧ください!

邦楽のおすすめフュージョンバンド。日本の人気バンド

SOLID DANCEシャンバラ

1989年、バンドとしての活動を休止したカシオペアのリズム隊、ベーシストの櫻井哲夫さんとドラマーの神保彰さんが中心となって結成されたシャンバラは、日本語のボーカルを乗せたバンドとしての新たなプロジェクトでした。

1989年にリリースされたアルバム『SHAMBARA』は大々的なプロモーションも行われ、単発で終わらせない一大プロジェクトとして期待されていたそうです。

残念ながら、シャンバラとしての活動が引き金となって2人はカシオペアを脱退、フュージョン・ユニットのジンサクを結成し、シャンバラは自然消滅してしまいました。

結末は皮肉なものでしたが、先述したアルバムの内容自体は素晴らしく、日本屈指のリズム隊を軸としたサウンドが織り成す高品質なJ-POPサウンドはいつ聴いても最高です。

ボーカルを担当した秋元薫さんと国分友里恵さんのパフォーマンスも見事で、シティポップとしても楽しめる作品となっておりますよ。

KOH-1

Before You Goカリオカ

まるでカリブ海の夕暮れ時を想起させるような、フュージョンを主体としながらもボサノバやサンバといったラテン系のサウンドを取り入れた音楽性で高い評価を得ていたバンドが、このカリオカです。

シンガーソングライターの長谷川きよしさんのバックバンドを務めていたメンバーが1977年に「サンバ・カリオカ」としてデビューを果たしのがバンドの始まりです。

1979年にリリースしたセカンド・アルバム『Little Train』からバンド名をカリオカに改めて、メンバーの脱退や再加入などを経ながらも、実質的な活動休止状態となる1987年頃まで、日本のフュージョン・シーンにその名を残すバンドとして活躍し続けました。

高中正義さんや深町純さんが名を連ねる、フュージョン系のコンピレーション・アルバム『Horizon Dream』にも参加しておりますから、当時を知る人にとっては懐かしい名前なのでは?

KOH-1

スーパーサファリNative Son

メロウなサックスのフレーズと軽妙な鍵盤の音色を聴いて、当時を知る方であれば懐かしさに思わず目を細めてしまうのでは?

日立マクセル・カセット・テープのCMソングとして起用、1976年にリリースされて大ヒットを記録した名曲『SUPER SAFARI』などを世に放った名グループが、NATIVE SONです。

1960年代から活躍していたピアニストの本田竹広さん、ソプラノサックス奏者の峰厚介さんを中心として1978年に結成されたNATIVE SONは、日本のフュージョン・ブームにおける代表的なバンドの1つであり、1979年にリリースされたセルフタイトルのアルバムは、30万枚という異例のヒットとなりました。

サンバやラテンのリズムを巧みに取り入れたクロスオーバー的なサウンドの中で、きらりと光るメロディの素晴らしさが実に魅力的。

邦楽のフュージョンの歴史を語る上で、欠かせない存在と言えましょう。

KOH-1

BelievinNANIWA EXP

1977年に結成、1986年に一度解散するも、2002年より再結成を果たして以降は精力的な活動を続け、長きに渡って関西ジャズ~フュージョン・シーンをリードし続けるバンドが、NANIWA EXPRESSです。

大阪は心斎橋の老舗ジャズ喫茶のレギュラーとして活動を続け、その強烈なライブ・パフォーマンスが評判を呼び、1982年のデビュー・アルバム『NO FUSE』で本格的な全国進出を果たします。

華麗なテクニックで魅せるハードかつメロディアスなフュージョン・サウンドはその時点で完成されており、ベーシストの清水興さんとドラマーの東原力哉さんによるリズム隊から繰り出される強烈なグルーブも、並のハードロック・バンドが裸足で逃げ出すほどの迫力を持ち合わせていました。

年間160本以上のライブというハードなツアーをこなし、コンスタントに作品をリリースしてバンドとしても成長を続けていった彼らは先述したように1986年に一度解散しています。

メンバーそれぞれのソロ活動を経て、再びNANIWA EXPRESSとして再始動した彼らも、日本のフュージョン史において重要なバンドの1つとして欠かせない存在であることは間違いないでしょう。

KOH-1

イン・ザ・スペーススペクトラム

この記事で載せた映像を実際に見た方は、バンド・メンバーの強烈な出で立ちに驚かれたのでは?

スペクトラムと名乗る彼らは2年という短い活動期間ながら、独自の音楽性と存在感で根強い支持を受けるブラス・ロックバンドです。

バック・バンドなどで活躍していたトランペット奏者の新田一郎さんを中心としてメンバーが集まり、1979年に結成。

冒頭で触れた甲冑スタイルでテレビ番組などにも出演、シカゴやブレッカー・ブラザーズといったバンドからの影響下にあり、アース・ウィンド・アンド・ファイアーなども思わせるブラスを主体としたファンキーなロック・サウンドで人気を博しました。

新田さんの特徴的なファルセット・ボーカルを始めとして、タイプの違う3人のボーカルがいる、というのも彼らの大きな武器でしたね。

サービス精神全開、見ているだけで元気になれそうなライブ・パフォーマンスは必見です!

KOH-1