日本国内で活躍するインストのフュージョンバンドまとめ
フュージョンは1970年代前後に生まれた音楽ジャンルで、ジャズをベースに、ロックやファンクなどの他の音楽ジャンルを混ぜ合わせているのが特徴です。
ギターのテクニカルなソロやベースやドラムのグルーヴィーなフレーズ、伸びやかで力強いサックスが奏でるメロディライン、流麗で聴き入ってしまうようなキーボードなど、その魅力は一言では語りきれません。
この記事では、そんな奥深い魅力をもつフュージョンバンドの中でも、国内で活躍してきたインストバンドに焦点を当てて紹介していきますね!
実は日本国内では、海外に負けないくらいたくさんの名プレーヤーが活躍しているんです。
フュージョンファンの方はもちろん、これからフュージョンを聴くという方もぜひご覧ください。
もくじ
日本国内で活躍するインストのフュージョンバンドまとめ
アリババスペース・サーカス
ベーシスト岡野一さんの超越したベーステクニックが聴きどころの一つであるスペース・サーカス。
まさにサーカスのようなサウンドが売りのプログレッシブフュージョンバンドです。
1978年、79年にアルバムは2枚発表されただけで、その後解散。
1978年に公開された映画『高校大パニック』の音楽も担当しました。
メジャーでキャッチーなサウンドではありませんが、そこがまたかっこいいです。
当時のサウンドをまた聴いてみたいですよね。
Blue WavesDimension
T-SQUAREの『TRUTH』がヒットした1991年の翌年、日本のフュージョンブームに乗るようにデビューしたのがDimensionです。
彼らはFIELD OF VIEWや愛内里菜さんなどのアーティストで有名なレコード会社、ビーイングの中では珍しいイントゥルメンタルのバンドなんですよ。
代表曲の『ROUND TRIP』は、プロ野球中継のテーマ曲にも使われていて、耳にしたことがあるかもしれないのでぜひチェックしてみてくださいね!
(ユウキ)
TRUTHT-SQUARE
1976年から活動を開始した日本の伝説的フュージョンバンド、T-SQUARE。
彼らは1991年にリリースした『TRUTH』が、フジテレビ『F1グランプリ』のテーマ曲にも使われて大きな話題を呼びました。
特に、ウインドシンセサイザーと呼ばれる、管楽器のようなシンセサイザーをプレイする伊東たけしさんは、そのエモーショナルな演奏で一気に注目を集めたんですよ!
また、坂東慧さんによる歌うようなドラムフレーズも聴きどころ。
オリジナルアルバムの数は非常に多いので、ベストアルバムから聴いてみるのもよいかもしれませんよ。
(ユウキ)
We got readyピラミッド
日本のフュージョンバンドの中では比較的新しい時期のユニットといえるかもしれません。
世界遺産のテーマ曲『The Song of Life』の作曲者として知られているギターの鳥山雄司さん、カシオペアのメンバーとしてよく知られているドラマーの神保彰さん、T-SQUAREの元キーボーディスト和泉宏隆さんによって2005年にアルバムをリリース。
3人とも慶應義塾高等学校での音楽仲間でした。
彼らの長いフュージョン経験からか、深い人間味と音楽性を感じるユニットですよね。
2021年に和泉さんが急逝され、現在は二人が中心のユニットとなっています。
Space Ant野獣王国
ソロでも活躍するギタリストの是方博邦さんに、CASIOPEA-P4のベーシスト、鳴瀬喜博さんを迎えた野獣王国。
その名の通り、野獣のようなパワフルなサウンドが魅力の彼らは、90年代のフュージョンシーンを盛り上げてきた立役者でもあります。
彼らはライブでのパフォーマンスにも定評があり、ライブで生まれる心地よいグルーブ感はフュージョンの魅力の一つなんですよ!
野獣王国のライブがおさめられたCDやDVDも出ているのでよかったらチェックしてみてくださいね。
(ユウキ)