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邦楽フュージョンの名曲~懐かしの曲から近年のオススメ曲まで~
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邦楽フュージョンの名曲~懐かしの曲から近年のオススメ曲まで~

「フュージョン」と呼ばれる音楽は、ジャズを軸としながらも、ロックやワールド・ミュージック、電子音楽からクラシックに至るまで、多くの要素を融合させたハイブリッドな音楽ジャンルです。

ここ日本においても、70年代後半から80年代前半にかけてフュージョンのブームが巻き起こり、商業的に大きな成功を収めるバンドやアーティストが次々と登場しました。

今回は、日本人アーティスト及びバンドに焦点を当てた形で、邦楽フュージョンの名曲をご紹介。

J-POPの歴史にも大きな影響を与え、近年話題のCITY POPと呼ばれる音楽におけるキーパーソンも多く存在している、日本のフュージョンの素晴らしさをぜひ楽しんでくださいね!

もくじ

邦楽フュージョンの名曲~懐かしの曲から近年のオススメ曲まで~

Ancient CapitalDEZOLVE

2010年代以降のフュージョン・ジャズ・シーンをリードする期待の若手バンドといえば、DEZOLVEでしょう。

全員が1990年代生まれの彼らは幼少期から音楽に親しみ、それぞれのキャリアを経て2015年に本格に始動、2018年にはメジャー・デビュー・アルバム『PORTRAY』をリリースしています。

そのアルバムに収録され、MVも作られたリード・トラック『Ancient Capital』は、まさに新世代ならではの感性と卓越したテクニックで織り成す名曲です。

正統派のフュージョンを軸としながらも、この楽曲については日本的な音階を使ったフレーズが特徴的で、まさにさまざまな音楽の要素を「フュージョン」したものとなっているのですね。

若いフュージョン・バンドを探している、という方は要チェックです!

KOH-1

ASAYAKECASIOPEA

邦楽フュージョン・バンドとして最も著名であり商業的にも成功した存在の1つ、カシオペアを代表する名曲が『朝焼け』こと『ASAYAKE』です!

1979年にリリースされた名盤セカンド作『SUPER FLIGHT』に収録されたものが初出で、以来バンドの代表曲の1つとして長きに渡り愛され続けています。

『SUPER FLIGHT』自体がメロディックでポップな作風なのですが、アルバムの中でもとくにキラーチューンであり、縦横無尽に繰り出されるスラップ・ベースと爽やかなキーボードの音色、軽快なギター・カッティング、テクニカルなギター・ソロの素晴らしさは2020年代を過ぎた今聴いても全く色あせるものではありません。

聴いているだけで真夏の青い空と海が浮かび上がり、思わずドライブに出かけたくなってしまいますね!

まさに日本のフージョン史に残る、最高の名曲の1つと言えましょう。

KOH-1

TRUTHT-SQUARE

フュージョンという枠内をこえて、日本で最も有名なインストゥルメンタル・ナンバーの1つかもしれませんね。

邦楽フュージョン~インストゥルメンタル・バンドの最高峰、T-SQUAREを代表する名曲中の名曲です!

1987年にリリースされて大ヒットを記録した12枚目のアルバム『TRUTH』の表題曲であり、1991年には改めてシングル・カットもされていますね。

フジテレビの人気番組『F1グランプリ』のテーマ曲として取り上げられ、F1といえば『TRUTH』と言われるほどのイメージを私たちに植え付けた最強の楽曲と言えましょう。

もちろん、F1を知らずともどこかで一度は耳にしているはずと言っても過言ではないほどの知名度を誇る楽曲であり、圧倒的なメロディアスさとキャッチーさ、並のハードロック・バンドを蹴散らすロック的なダイナミズム、聴いているだけで走り出したくなってしまうほどの疾走感とカタルシスは、この曲ならではのものでしょう。

ドライブ時に聴くときは、アクセルの踏みすぎに注意です!

KOH-1

Straight to the Top渡辺貞夫

「ナベサダ」の愛称でも知られている、日本が世界に誇るサックス奏者である渡辺貞夫さん。

邦楽ジャズ・シーンにおいて欠かせない偉大な存在の渡辺さんは、フュージョン・アルバムも多くリリースしており、商業的にも大きな成功を収めていますね。

今回紹介している『Straight to the Top』は、世界的なジャズ~フュージョン・ピアニストであるデイヴ・グルーシンさんと組んで発表された1981年の『Orange Express』に収録されている名曲です。

エリック・ゲイルさんやマーカス・ミラーさんといった鉄壁の演奏陣はすべて海外のミュージシャンであり、純然たる邦楽フュージョンとは言えないかもしれませんが、この楽曲における渡辺さんの名演を愛するファンは多く、最高にロマンチックでメロディアスなフレーズに魅せられた方は数知れず。

こんな曲をBGMとして、海岸沿いをドライブしたら最高に気持ちいいでしょう!

KOH-1

SEA LINE “RIE”角松敏生

近年、海外の音楽ファンの中で大ブームを巻き起こしている、1970年代後半から1980年代にかけて盛り上がった邦楽シティポップの中心的な存在である角松敏生さん。

シンガーソングライターであり、音楽プロデューサーとしても杏理さんや中森明菜さん、中山美穂さんなどの仕事でも知られているJ-POP界の大御所ですが、角松さんのルーツの1つでもあるフュージョンにフォーカスした、1987年のアルバム『SEA IS A LADY』を皆さんはご存じでしょうか?

インストゥルメンタル・アルバムであり、角松さんのギター・プレイを全面的にフィーチャーした作品なのですね。

先行シングルとなった『SEA LINE “RIE”』は、CM曲のタイアップとしても起用されたキラーチューンです。

縦横無尽に弾きまくる角松さんの爽快なギター・プレイ、メロディアスなシンセ・サウンド、ファンキーなベース・ライン、ど派手なブラス・セクション……まさに「夏と海」といった雰囲気が満載ですよ!

KOH-1

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